Huluオリジナル「悪魔とラブソング」が
6月19日(土)より
Huluにて一挙独占配信スタート!(全8話)。
今作でW主演を務めた
浅川梨奈さん、飯島寛騎さんにインタビュー!
お2人ともインタビュー当日は、
舞台となる十塚南高校の制服を着て
取材に応じてくれました💗
お2人ともとても制服が似合いますね!今回、学生役をされたということでいかがでしたか?
浅川:ありがとうございます!
飯島:今まで学生役はやったことあるんですが、今まで教室でのシーンをやったことがなくて「ああなんか学生やってるな」ってこの仕事始めて思いましたね。
今回マーガレット原作の人気作品「悪魔とラブソング」の実写という事で、お2人が、可愛マリアと目黒伸を演じることになった時の感想を教えて頂きたいです。どんなキャラクターだと思いましたか?
浅川:私が演じさせていただいた可愛マリアは、一見すごくクールで取っ付きにくく見えて、思ったことをなんでも口に出して周囲から孤立してしまう子です。タイトルにあるように、悪魔のような女の子に見えてしまうんですが、実際は凄く真っ直ぐで、無邪気で可愛らしいところもたくさんあるんです。演じてみて、マリアはなかなか現実で使うような言葉遣いをしないので、違和感が出ないようにナチュラルに話すのは凄く難しかったです。でも、原作よりも実写のマリアはお茶目な部分や可愛らしい要素を多めに入れているので演じていて楽しかったです。
あとは、歌を歌うシーンがあるのですが、私は歌に対して苦手意識がすごく強かったので、不安とプレッシャーで押しつぶされそうな時もありました。ですが、いろんな方のサポートもありながら、飯島さんのピアノと合わせて歌ったり、練習を重ねたりしているうちに、歌自体も好きになれて楽しんで出来ました。素敵な「悪魔とラブソング」になっているんじゃないかと思っています。
飯島:今回、作中でも音楽のシーンがあるということで、今までやってきた作品とは全然違う作品ではありました。美しい世界観を描くという面では、キャストとスタッフの皆さんの力をお借りして作ることが出来たと思います。この作品を撮り終わって、それができてよかったなと思っています。
僕の役については、第1話の冒頭あたりでは、無愛想であまり可愛げのないヤツだと思います。でも、過去にトラウマがあってピアノにコンプレックスを持ってしまったまま高校生になり、可愛マリアが転校してきてから色々と巻き込まれていって、変わっていきます。名前の「伸」の通り、伸び伸びと育っていく子だなとすごく思いました。
歌についてお話いただきましたが、お2人とも2ヶ月前から練習されていたということで、浅川さんはボイトレは初めてでしたか?
浅川:やったことはあるんですが、今までのものとは違い、今回のボイトレは本当にクラシック分野で活動されているプロの方に教わりました。クラシック的な歌い方や、発声の仕方のノウハウはほぼゼロに近い状態で始めたので、新鮮で難しかったです。
ーどういうところが違ったんですか?
浅川:肺活量ですね。クラシックでは、歌う時に横隔膜の後ろの方まで息をしっかり入れるので、お腹だけでなくて背中が膨らんだり萎んだりするんですよ。それをまず習得するところから始めました。全裸の状態が一番分かりやすいので、毎日お風呂で鏡を見ながらどれだけ動いているか、どれだけ動くようになったかをチェックをしていました。そこの習得が結構難しかったです。
その基礎がないと、どれだけうまく歌えているように見えても、息が続かなかったり、強弱がつけられない、ニュアンスがつけられないということが起きてしまうので、そこは気をつけてやっていましたね。
ー努力の結晶ですね。
浅川:努力が映像に出ていたらいいなと思います。
飯島:出てますよ。
浅川:ありがとうございます(笑)
ー飯島さんは、ピアノはいかがでした?
飯島:ピアノは初めて触ったのですが、時間が無かったのでまず最初は作業として覚えることを徹底しました。それが出来たら、その段階ではまだガタガタなので、歌の力を借りつつ、クラシックの世界をどんどん追求していきました。目黒自身コンプレックスで伸び悩んでいて、そこからどう変わっていくのか、目黒の成長と共に音を変えたりして結構こだわって弾いたので、言葉では言い表せない音の色の部分にも注目して聴いて欲しいなと思いますね。
ークラシックは体で表現するっていう部分もありますよね。
飯島:そうですね。クラシックの世界は知らなかったので、おもしろい世界だなと感じました。深い。実際、広すぎて全部を知ることはできないんだなと思いました。
浅川:同じ曲でも編曲者が違うと、私たちの耳では同じ音に聞こえるんですが、クラシックの先生には違って聞こえていて。本当にクラシックをやられている方だからわかることなんだなと思いました。私たち素人には、「わからない!」ということが多かったです。
飯島:僕は途中から「この人とこの人全然違う!」とわかるようになりました。得意不得意を出せる人は全然違うんだなっていう奥深さはすごい感じましたね。
ークラシックの世界を知らない方でもこのドラマを観てもらって、その辺知ってもらいたいですね。
浅川:結構本格的にやったもんね。歌の先生も短い間ながらも、優しいけど結構スパルタだったよね。
飯島:っていうか、俺がせっかちだったからお互い多分焦っていたよね(笑)
浅川:歌の先生はとても優しかったんですが、毎回新しい課題を3個くらい出すんです。最初は焦りながらも課題をやって、次のレッスンに行った時に、「やってきたね。大丈夫だね。じゃあ次!」って、また出てきて。「浅川は出来ちゃうからこっちまでやっちゃおうか!」って期待してくれてありがたいなと思う反面、鬼だなって感じました(笑)
ーそういうクラシックなシーンもありつつ、リアルな高校生の日常も描かれていたと思いますが、その辺の撮影はいかがでした?
飯島:懐かしいなと思いました!(笑)小さいことですけど、「教科書触ってたなあ。」とか(笑)。作品の中で僕は、一番後ろの端っこの席だったので、クラス全体を眺められるんですよ。生徒1人1人の動きや、若さがみなぎっているみんなを見て「いいな!この感じ!」と思ってました。
ご自身の学生時代で印象的なエピソードはありますか?
浅川:私はこの仕事を始めたのが13歳なので学校の記憶が小学生の頃のものしかなくて。行事とかも一切出られていないし、修学旅行も林間学校も行っていない状態だったので、お仕事で学園ものをやらせていただけると、今になって遅れてきた青春を取り戻せている感覚になります。ドラマ内での合唱コンクールとかも、学生時代にやりたかったと思っていたものだったので、そこが学園モノのいいところだと思いました。学生の思い出が少ないからこそ、この現場で思い出が作れたなと思います。
飯島:今回のドラマ内での合唱コンクールと似ているのですが、高校生の時、クラスで一致団結して体育祭で優勝したんです。その時並みの活力を久しぶりに思い出しました。こう見えて盛り上がってやっていましたね。
浅川:なんだかんだやりそうだよね。(笑)
飯島:なんだかんだしっかりやる。(笑)
ー負けず嫌いですか?
飯島:すごく負けず嫌いです。
浅川:なんだかんだ体育会系のイメージある(笑)
飯島:僕、常に30、40、50代、歳を取っても青春していたい!っていう思いは昔から変わらないんです。
浅川:素敵ですね。
Nomdeplumeの読者は10代の子が多いので、お2人が10代のうちにやっておけば良かったと思うことを教えてください。
浅川:英語!本当に思います。私、結構勉強が苦手で嫌で避けてきた人生なんです。英語だけは本当に今になってやっておけばよかったなと思います。10代で頭が柔らかい時期に英語に少しでも触れておけば何か変わったかなって思います。英語は本当にやっておいたほうがいいと思います!
飯島:もちろん、英語、国語、数学、生きていく上では必要だと思いますが、結局「人」、人柄が大事なので、道徳や倫理をしっかりやるといいと思います。僕は、学生時代はさらっとしかやってこなかったなと今になって思います。心理学などもそうですが、人間の本質って、人間にしかわからないと思うんです。10代は悩む時期だし、20代になっても悩む人は悩むし、それが原因で病気になってしまう人も世の中にはいるじゃないですか。今思えば、相手への捉え方や自分を客観視する方法などを学んでおけば、失敗を成功にできるんじゃないかと思います。メインの教科ではないので、当時はなんで教科としてあるのかなって謎でしたけど、生きていく上ではそれが一番大事なんじゃないかなと思います。今になって響くことがあるので、あの時しっかりやっておけば良かったなと思います。
ー教育にも意味があるんだぞってことですね。ありがとうございました!
■ Huluオリジナル「悪魔とラブソング」
2021年6月19日(土)からHuluで一挙独占配信(全8話)
原作:桃森ミヨシ 「悪魔とラブソング 新装再編版」(集英社愛蔵版コミックス刊)
脚本:吉田恵里香、おかざきさとこ、蛭田直美
音楽:上田壮一
エグゼクティブプロデューサー:長澤一史
チーフプロデューサー:茶ノ前香
プロデューサー:大野哲哉、岡宅真由美
監督:横尾初喜
制作協力:アバンズゲート
製作著作:HJホールディングス
コピーライト:©︎桃森ミヨシ/集英社・HJホールディングス